理事会の開催回数は、マンションの規模や役員の意識によります。
しょっちゅう開けばいいというわけでもありませんが、分譲から2年間くらいはマンション管理にとって非常に重要な時期なので、最低でも月1回は開きたいものです。
この時期に管理委託費の見直し、建物のアフター点検、管理組合のルールづくりなどをしっかりやらないと、後はズルズル先送りになってしまいます。理事会の活性化に関連して、役員には報酬を出すようにし、金額も規約で明記すべきだと当社では考えています。
役員はボランティアだという意見もありますが、実際には時間的な負担が大きく、様々な出費も伴うからです。
金額の目安として、理事長は1カ月1万円、理事や監事には数千円程度はどうでしょうか。もちろん、それに見合う活動をしているか、他の区分所有者が関心を持ってチェックすることも欠かせません。
あるいは、理事がなかなか集まらないため、理事会に1回欠席すると1万円の罰金を徴収することを総会で決めたマンションもあります。そこまで極端なことをする必要はありませんが、理事会の活性化のためいろいろ工夫することはとても重要です。 |