「アフター点検」を適切に行うには、下記のような点が重要です。
@細部にいたるまで点検し、問題箇所を指摘すること
A共用部のみならず、専有部(各住戸内)についても同様に点検し、問題箇所を指摘すること
B不具合の原因を明確にすること
C補修方法の確認を徹底すること(対処療法ではなく根治術を施しているか)
D補修後の「完了検査」を徹底すること
点検と問題箇所の指摘には、建物の構造や設備に関する専門知識が必要となります。また、点検にもとづく補修をきちんと行ってもらうためにはB〜Dの折衝力も必要です。
なお、「アフター点検」については管理会社が手伝うケースが多いのですが、管理会社は売主の不動産会社の子会社であったりするため、所有者や管理組合の立場に立って行動してくれるとは限りません。むしろ、売主の不動産会社への配慮を優先させることもあるので注意が必要です。
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