『スマートシステム』の第一段階=日常業務の“見える化”により、下記のようなメリットが期待されます。
@管理の現状分析のために
管理費の削減や管理会社の変更を管理組合として検討する場合、現状の管理業務がどのように行なわれているかをチェックする必要があります。『スマートシステム』を用いることで客観的なデータが収集でき、公平な議論が可能になります。また、『スマートシステム』を導入すること自体が、管理会社に対して業務内容の透明化、効率化の動機付けになります。
Aリプレイスにあたって「質」を担保する手段として
管理会社の交替(リプレイス)を行なう場合、業務のレベルが知らない間に下がったのでは意味がありません。『スマートシステム』の利用を管理会社選定の際の条件とすれば、「質」を担保する強力なツールになります。また、管理組合理事は通常輪番制になっているため理事交代があり、「質」の維持に影響を及ぼすことも少なくありません。こういう場合でも本システムにより、継続的に管理の質を担保することができます。
Bオーダーメイドの仕様をつくりあげるために
マンションはそれぞれ立地や規模、構造、共用施設などが異なります。マンション管理の仕様も当然、1棟1棟で異なるべきではないでしょうか。しかし多くの場合、一定の雛形にもとづいた管理仕様が分譲当初からそのまま用いられています。『スマートシステム』により各種業務のデータを収集・分析することで、それぞれのマンションに適したオーダーメイドの管理仕様をつくりあげることが可能になります。 |