管理規約はそれぞれのマンションで個別に定められるものです。
ところが、最初の管理規約は、売主の不動産会社が管理会社と相談しながら、他の似たようなマンションの管理規約をもとに、机上で画一的に作成されることが少なくありません。
そんなこととは知らぬまま、購入者全員が書面によってそれを承認し、正式に効力が生まれます。
結果的に、管理規約がマンションの状況に合っていないケースもあるのです。
入居後、自分たちのマンションにふさわしい管理規約かどうかは、管理組合がチェックすべきです。
そして、不都合な点があれば早めに見直しましょう。
管理規約の変更には、管理組合の総会決議で区分所有者および議決権の4分の3以上の賛成が必要となります。
なお、国土交通省ではが管理規約の目安として、「マンション標準管理規約」を公表しています。
「マンション標準管理規約」には、単棟型、複合用途型、団地型の各タイプがあり、国土交通省のホームページに載っているのでぜひ一度、確認してみるとよいでしょう。 |