マンション管理の新しい認定制度、評価制度は役に立つのか?
この4月1日より、マンション管理についての新しい制度が2つ、スタートしました。
ひとつは国と自治体による「マンション管理計画認定制度」。もうひとつは、マンション管理の業界団体であるマンション管理業協会による「マンション管理適正評価制度」です。
これらの新しい評価制度はどのくらい役に立つのか、考えてみます。
5月 09, 2022
この4月1日より、マンション管理についての新しい制度が2つ、スタートしました。
ひとつは国と自治体による「マンション管理計画認定制度」。もうひとつは、マンション管理の業界団体であるマンション管理業協会による「マンション管理適正評価制度」です。
これらの新しい評価制度はどのくらい役に立つのか、考えてみます。
マンションの建物には「専有部分」と「共用部分」があり、「専有部分」は各購入者(所有者)がそれぞれ自分で管理するのに対し、「共用部分」は購入者(所有者)全員で管理します。
この「共用部分」のほかマンションでは敷地も共有であり、こうした共有の財産を維持管理するために存在するのが「管理組合」です。
分譲マンションの建物は複数の人がお金を出して購入しており、購入者全員の共有と考えることもできます。しかし、それでは不都合なので区分所有法という法律によって、それぞれの購入者が「区分所有」する部分を設け、それ以外を「共有」とすることになっています。
分譲マンションに住むと、否応なく関わることになるのが「管理」です。
毎月管理費や修繕積立金が銀行口座から引き落とされ、理事の順番がまわってきたり、年1回の総会もあります。