リプレイスを成功させるには3つのポイントがあります
こんにちは。SJS社長の廣田晃崇(ひろた てるたか)です。
少々ご無沙汰しましたが、前回に続き管理会社の変更(リプレイス)についてお話してみたいと思います。
実際にリプレイスを行う場合、おおむね次のような手順で行います。
- プレイスを行うにあたっての目的、条件の整理
- 候補会社のピックアップと見積もり依頼
- 見積もりなどを基にした比較検討
- 新しい管理会社の選定
- 総会決議でリプレイスの決定(総会前に「重要事項説明」を受ける)
- 引継ぎ
これだけ見れば、さほど難しくないように見えるかもしれません。
実際、このような流れでリプレイスに挑戦する管理組合も少なくないでしょう。
しかし、リプレイスを成功させるポイントをよく理解しておかないと、せっかくの努力が無題になりかねません。
ポイントは3つあります。
第一に、見積もりのとり方です。
できるだけたくさんの会社から見積もりを取ればいいとばかり、20社、30社に声をかけるケースもあるようですが、それでは声をかけられた側もなかなか「本気」になりません。
お茶を濁した対応しかしてくれず、適当な金額の見積もりしか集まらないといったことになりがちです。
第二に、候補会社の比較検討の仕方です。
前回もお話したように、単純に価格だけで選ぶと、管理の質も下がってしまう「安かろう、悪かろう」になりがちです。
もちろん、価格は大事ですが、それとともに業務の遂行能力や提案能力についてもチェックする必要があります。
第三に、引継ぎの進め方です。
従来の管理会社としては、委託が打ち切られるわけですから、引継ぎがどうしてもなおざりになりがちです。
新しい管理会社も、リプレイスで選ばれるとつい気が抜けたり、担当者が現場に慣れるまでに一定の時間がかかったりします。
引継ぎの前後はとりわけ、きちんとしたチェックが不可欠です。
リプレイスを成功させるこれら3つのポイントは、管理組合だけで対応しようとしてもなかなか難しいことが多いでしょう。
リプレイスにおいても、経験豊かな専門家を活用することが成功への近道だと思います。