ソーシャルジャジメントシステム 廣田晃崇のマンション管理ブログ 夢はでっかく根はふかく

マンション管理BLOG 夢はでっかく 根はふかく
 
アーカイブ
20180522 第40回
マンション管理のサポート現場から
 お伝えしていきます
20160228 第39回
「日経ビジネス」の特集記事で
 弊社会長のコメントが紹介されました
20160214 第38回
新しいマンション管理MOOKが発売されました
20160107 第37回
2016年もよろしくお願いいたします
20151114 第36回
横浜市都筑区のマンション問題について
20150906 第35回
なかなか進まないマンションの建て替え
20150804 第34回
意外に根が深い駐輪場の不足
20150720 第33回
「空き」が増えている分譲マンションの駐車場
20150712 第32回
タワーマンション
 の大規模修繕工事について考える
 
20150405 第31回
マンション管理を見直すためにこの一冊!
 
20150329 第30回
最近、増えている相談
 
20141127 第29回
無登録の管理会社にご用心!
 
20141102 第28回
マンションの新築工事と修繕工事費
 
20141021 第27回
消費税アップと管理委託費の見直し
 
20140615 第26回
マンションの「施工ミス」について
 考える
20140521 第25回
「マンション総合調査」にみる
 ここ5年の変化
20140420 第24回
管理会社の統合が
 どんどん進んでいるわけは?
20140324 第23回
マンション管理を見える化する
 「スマートシステム」の意義とは?
20140308 第22回
マンション管理を「見える化」する
 新しいツールをご紹介します
20140301 第21回
管理会社との交渉や管理組合での議論は
 客観的な資料やデータとともに
20140221 第20回
管理組合の運営にはリーダーシップと
 合意形成が欠かせません
過去のブログはこちら
 
 
第25回
「マンション総合調査」にみる
ここ5年の変化
 

こんにちは。SJS社長の廣田晃崇(ひろたてるたか)です。

先日、国土交通省が「平成25年度マンション総合調査」の結果を発表しました。

これはマンション管理に関して基礎的な資料を得ることを目的に、約5年に一度、管理状況や居住者などの意識を調査するものです(前回は平成20年度)。

管理組合の役員のみなさんはもちろん、区分所有者のみなさんにとっても、マンション管理っていまどうなっているのか全体的な平均や傾向を知るためにとても参考になるでしょう。

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/manseidata.htm

たとえば、この5年で世帯主が60歳以上の割合が39.4%から50.1%へと、10ポイント以上アップしました。

居住者の年齢がどんどん上がっているわけで、これが管理組合の活動や区分所有者の意識にどのように影響するか、注目されます。

プラスの面としては、社会経験豊富で時間的な余裕もあるシニア世代がマンション管理の主役として活躍することが期待されます。

マイナスの面としては、特に築年数の古いマンションなどで費用負担を伴う耐震補強やさらには建て替えへの意見集約がなかなか進まないかもしれません。

また、今回の調査結果では、マンションに「永住するつもりである」という割合も前回の49.9%から52.4%へと上昇しており、いま住んでいるマンションを終の棲家として考えている人が多数派であることが分かります。

その他、この5年間で目立った変化としては、「計画期間25年以上の長期修繕計画に基づき修繕積立金の額を算定している割合」が、36.6%から46.0%に大きくアップしています。

長期修繕計画の重要性が理解されるとともに、その裏付けとなる資金準備をしっかり行おうというマンションが増えているのでしょう。

ただ、逆にいうとまだ過半数のマンションでは適切な修繕積立金の設定がされていません。

また、最近は人手不足や建築資材の価格上昇により、各種工事費が急速に値上がりしています。これまでのコスト計算では費用が不足するかもしれない点には注意が必要です。

もうひとつ、この5年で大きく変わったのが、大規模災害への対応です。「災害時の対応マニュアルを作成している」「定期的に防災訓練を実施している」「防災用品を準備している」「ハザードマップ等、防災・災害対応策に関する情報を収集・周知している」といった対応がいずれもアップしています。

こうした対応は一度行えば終わりではなく、毎年着実に継続し、定着を図っていくことが重要でしょう。

時代とともにマンション管理の状況も変わっていきます。

全体の変化を後追いするより、先取りしていく意欲を持ちたいものです。